あるイメージが膨れ上がるように湧き出し熱を帯び始める。
いとも簡単に忘れ去られてしまうそれは白昼夢のようにもわもわとしていて形にするのがとても難しい。
たとえ何かしらにかたどることができたとしても次の瞬間には、
一瞬前に本物だったそれとは様相が変わってしまう。
飛躍のちに燃焼し日常の中に溶けていった、
独り言のように大きく戯言のようにわがままな妄想の燃えかすのほんの一部分をお見せします。

［プロフィール］
大田 悠介
12月中作詞作曲をしているときや文章を書いているとき、
美術館で絵を眺めているときや大事な人の身体の輪郭をなぞっているときとか、
自分の存在を証明してくれる人やものに心が惹かれます。
長崎市生まれ、小説家志望の28歳。

［在廊日］
3/6(日)、3/20(日)
各日13:00〜18:00